「さんが」は、
いつまでも季節労働者でありたい。
そう思っています。

miso 「さんが」の味噌は、樽ごとに味噌の味も異なります。全ての味噌は桜が咲くまでに仕込む寒仕込みです。その昔から味噌の仕込みは冬の仕事なのです。収穫を終えた米、大豆、塩を次の冬のために仕込むのです。材料はすべてフランス産BIOです。そしてゆっくり自然の温度で10か月から2年熟成させます。熟成中の温度管理をしないことが年毎の味を作り出します。もちろん熟成後の加熱殺菌をしません。麹菌が死んだ味噌を味噌と呼んでいいのでしょうか。生きた麹菌と様々な菌が私たちとともに生きるからこそ味噌なのです。私たちの味噌は、「Nature et Progrès」により認定を受けました。

私たちは味噌づくりと同時に養蜂をはじめました。糖の自給が必要だと感じたからです。私たちの生活に必要なものはできるかぎり自らの手で。野菜、薪、子供たちのおもちゃ、家具、蝋燭、も。

famille 私たちの畑は、無農薬、無化学肥料、無耕起、を目指しています。現在の農薬・化学肥料・ガソリンに頼る農法、さらには日本の教育に疑問を感じ、日本を飛び出しました。何もしない農法、しかし放任、放置ではない。一粒の種から数千粒の種が実ります。しかし、耕起に、収穫に、運搬にそれ以上のエネルギー、カロリーを浪費しています。米の大切な栄養分をわざわざ電気と労力を使って精製し、白い米、白い砂糖、白い塩、白い粉を使って調理し、自ら病気になって、自らお金を払って、頭を下げて治療してもらって苦しんでいます。食べなくてよいものを食べて病気になり、何もしなければ肥えるはずの大地は、しなくても良いことをすることによって痩せているのです。私たちは、自らの畑、自らの食事、自らの養蜂、自らの生活からの実践ですが、できることから始めています。

次の世代を担う子供たちへの教育も私たちの大切な課題です。私たちの子供は、Toursのシュタイナー幼稚園に通いました。そして私たち親も大切なことを学びました。特に這い這い運動は大切な運動です。幼児期には文字教育をしない。子供たちは自然の中で遊びきって、少しずつ成長するのです。

「さんが」はそんな活動の一面なのです。小さい「さんが」ですが、よろしく応援ください。


<2018年オンラインBoutique開設に添えて>
「さんが」の活動当初からご愛用いただいた日本語サイトは今季をもちまして、本サイトに移転いたします。多くの在仏の皆様よりご声援いただき、たいへんありがとうございました。心より感謝申し上げます。今年の「さんが」の目標は、醤油づくりと電気づくりです(自給とまではいきません)。昨年は日本に醤油づくりを学ぶために日本に帰国し、今季フランスで醤油の仕込みに挑戦しています。神戸でも豆腐屋、練り物屋、乾物屋などの多くの小さい生産者が市場と共に失われようとしていました。醤油づくりは、味噌ほど簡単な作業ではありませんが、古来の技を私たち一人一人が実現することが必要なのでないかと感じています。
今読んでいる本を少し紹介させていただきます。「生物の進化に学ぶ 乳幼児の子育て」斎藤公子著
ここでは手足の親指の動き、特に寝返りや這い這い運動の重要性が語られています。すでに大きくなった子供たちや大人も、足の親指を意識することで改善がみられることが多くあるようです。食べ物と共に、子供の教育、体のあり方を見直す機会になればと思います。2018年も皆様に良い風が吹きますように。合掌。2018年1月